新NISAを始めようと思ったとき、
「月5,000円では少ないのかな?」
と迷うことがあるかもしれません。
SNSなどで「毎月3万円」「月5万円」といった積立額を見ていると、自分の5,000円が少なく感じてしまうこともあります。
でも、資産形成で大切なのは、周りの人と同じ金額を積み立てることではありません。
自分の家計に無理のない金額を決めて、長く続けられるかどうかを考えることが大切です。
月5,000円なら年間では6万円になり、20年間続ければ元本だけで120万円になります。
さらに運用による利益が加われば、将来の資産額は積み立てた元本を上回る可能性があります。
新NISAは非課税保有期間が無期限で、長期的な資産形成にも活用できる制度です。
そこでこの記事では、月5,000円を20年間積み立てた場合、どのくらいの資産になるのかをシミュレーションしてみます。
「月5,000円から始めても大丈夫?」と迷っている方が、自分に合った積立額を考えるきっかけになればと思います。
なお、月1,000円から始める場合の考え方や将来のシミュレーションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 新NISA月1,000円は意味ある?将来いくらになるかシミュレーション【2026年版】
💡 新NISAで月5,000円積立する意味はある?
最初に結論を言うと、月5,000円でも新NISAを始める意味は十分にあります。
もちろん、毎月10万円を積み立てる場合と比べれば、将来の資産が増えるスピードは緩やかです。
それでも、月5,000円という金額には、初心者が無理なく投資を続けるための現実的な意味があります。
毎月5,000円なら年間の積立額は6万円になり、5年間なら30万円、10年間なら60万円を積み立てられます。
20年間続ければ、運用益を考えなくても元本だけで120万円になります。
ここで大切なのは、最初から大きな金額を積み立てることではありません。
毎月の家計を圧迫せず、投資を続けられる金額から始めることです。
たとえば、月1万円なら家計に負担を感じる人でも、月5,000円なら無理なく続けられるかもしれません。
その場合、最初から月1万円を目指すより、月5,000円で投資に慣れる方法もあります。
投資を始めると、実際の値動きを経験することで、少しずつ自分に合った投資との付き合い方が見えてきます。
最初は月5,000円で始めて、家計に余裕ができたときに積立額を増やすこともできます。
私自身も、積立額を考えるときは「いくら入れられるか」だけでなく、「この金額なら続けられるか」を大切にしたいと思っています。
無理をして途中でやめてしまうより、今の生活を崩さずに長く続けられる金額を選ぶほうが、資産形成では考えやすいからです。
📈 新NISAで月5,000円積立すると20年後はいくら?
では、月5,000円を20年間積み立てると、将来の資産額はどのくらいになるのでしょうか。
まず確認しておきたいのは、20年間の積立元本がいくらになるかという点です。
月5,000円を1年間積み立てると、年間の積立額は6万円になります。
これを20年間続けると、5,000円×12か月×20年で、積立元本は120万円です。
ここから先は、運用によって資産額がどのように変わるかを見ていきます。
将来の運用成果は事前に分からないため、ここでは年率3%・5%・7%で運用できたと仮定して比較します。
実際の投資では毎年同じ利回りになるわけではなく、元本割れする期間もあります。
そのため、以下の数字は将来の金額を保証するものではなく、月5,000円を長期間積み立てた場合の目安として見てください。
年率3%で運用できた場合
比較的控えめな利回りを仮定して、年率3%で計算してみます。
月5,000円を20年間積み立てると、積立元本120万円に対して、将来の資産額は約164万円になります。
元本との差は約44万円で、積立を続けながら運用することで資産が増えるイメージを持てます。
ただし、実際の市場では価格が上下するため、毎年3%で増えるという意味ではありません。
長期間のシミュレーションでは、一定の利回りを仮定することで、積立額と時間の関係を確認できます。
年率5%で運用できた場合
次に、年率5%で運用できたと仮定して計算してみます。
月5,000円を20年間積み立てると、将来の資産額は約205万円となり、元本120万円との差は約85万円です。
毎月の積立額は5,000円でも、20年間という時間をかけることで、元本との差が大きくなっていることが分かります。
ただし、この約205万円という数字も、実際に得られる金額を示したものではありません。
投資信託などの価格は変動するため、実際の運用結果は相場の状況や選んだ商品によって変わります。
年率7%で運用できた場合
最後に、年率7%で運用できたと仮定した場合を見てみましょう。
月5,000円を20年間積み立てると、将来の資産額は約260万円となり、元本120万円との差は約140万円です。
3%や5%の場合と比べると、想定する利回りによって20年後の金額にかなり差が出ることが分かります。
だからこそ、シミュレーションの数字だけを見て「20年後には260万円になる」と考えないことが大切です。
あくまで異なる利回りを仮定した場合の比較として、長期積立のイメージをつかむために利用しましょう。
📊 月5,000円積立の20年後シミュレーション
3つのケースを表にすると、次のようになります。
| 想定利回り | 20年後の資産額 | 積立元本との差 |
|---|---|---|
| 年率3% | 約164万円 | 約44万円 |
| 年率5% | 約205万円 | 約85万円 |
| 年率7% | 約260万円 | 約140万円 |
どのケースでも、20年間の積立元本は120万円です。
そこに運用結果が加わることで、想定する利回りによって将来の資産額に差が生まれます。
ここで覚えておきたいのは、月5,000円という金額だけを見るのではなく、「毎月の積立額×続ける期間」で考えることです。
月5,000円でも20年間続ければ120万円を積み立てられるため、少額だから何も意味がないとは言えません。
そして、家計に余裕ができたときに月5,000円から増額すれば、将来の積立額をさらに大きくすることもできます。
まずは今の自分に無理のない金額から始めて、続けながら考えていく方法でもいいのではないでしょうか。
📊 月1,000円と月5,000円では20年後にどれくらい違う?
月5,000円がどのくらいの積立額なのかを考えるとき、月1,000円と比べてみると分かりやすくなります。
どちらも少額から始められますが、毎月の積立額が変わると長期間では資産額にも差が生まれます。
前の記事では、月1,000円を長期間積み立てた場合のシミュレーションを紹介しました。
ここでは同じ条件で比較して、月5,000円にすると20年後にどのくらい変わるのかを確認してみましょう。
年率5%で運用できたと仮定すると、月1,000円を20年間積み立てた場合は約41万円になります。
一方、月5,000円を20年間積み立てると約205万円となり、毎月の積立額が5倍になることで将来の資産額にも大きな差が生まれます。
| 毎月の積立額 | 20年間の積立元本 | 20年後の資産額 |
|---|---|---|
| 月1,000円 | 24万円 | 約41万円 |
| 月5,000円 | 120万円 | 約205万円 |
この差を見ると、毎月4,000円の違いでも、20年間という時間をかけることで大きな差につながることが分かります。
ただし、だからといって月1,000円より月5,000円のほうが誰にとっても正しいというわけではありません。
月1,000円なら無理なく続けられる人もいれば、家計に余裕があって月5,000円を続けられる人もいます。
大切なのは、現在の生活を圧迫せずに継続できる金額を選ぶことです。
もし月1,000円なら余裕があるけれど、月5,000円でも無理なく続けられるのであれば、将来の資産形成を考えるうえで月5,000円という選択肢も見えてきます。
逆に、月5,000円にしたことで生活費が苦しくなるのであれば、無理に積立額を増やす必要はありません。
月1,000円から始めて、家計に余裕ができた段階で月5,000円へ増額する方法もあります。
積立額は「今いくら入れられるか」だけではなく、「この金額を長く続けられるか」で考えることが大切です。
🌱 月5,000円積立のメリット
月5,000円という金額には、少額投資ならではの始めやすさと、ある程度まとまった金額を積み立てられるという両方の特徴があります。
特に新NISAをこれから始める初心者にとっては、投資を生活の中に取り入れるきっかけとして考えやすい金額です。
無理のない金額から始めやすい
月5,000円なら、年間の積立額は6万円です。
毎月の収入から一定額を確保できれば、いきなり大きな金額を投資に回さずに始められます。
もちろん、家計の状況は人によって違うため、月5,000円が必ず無理のない金額とは限りません。
食費や住居費、通信費などの支出を確認したうえで、毎月続けられるかを考えることが大切です。
私なら、最初から「できるだけ多く積み立てよう」と考えるより、毎月の生活に無理なく組み込める金額から始めます。
そのほうが投資を特別なことにせず、普段の生活の中で続けやすくなるからです。
投資を続ける習慣を作りやすい
新NISAは口座を開設しただけで資産形成が進むわけではなく、実際に積立を続けていくことが重要です。
月5,000円を毎月積み立てることで、給料などの収入から投資に回す習慣を作るきっかけになります。
最初は積立設定をするだけでも、「毎月投資している」という感覚を持つようになるでしょう。
そして、相場が上がったり下がったりする中で、投資には値動きがあることも少しずつ経験できます。
こうした経験を重ねることで、資産価格が動いたときにも慌てず確認する習慣を身につけやすくなります。
値動きを経験しながら投資に慣れられる
投資を始める前は、資産の価格が毎日のように変わることに不安を感じる人もいると思います。
実際に少額から積み立ててみると、価格が上がる日だけでなく下がる日もあることが分かります。
月5,000円という金額であれば、投資に慣れるための経験を積みながら、家計への影響も確認しやすくなります。
もちろん、投資額が少ないから損失がなくなるわけではありません。
元本保証ではないことを理解したうえで、値動きを経験することが大切です。
将来的な増額につなげやすい
月5,000円を続けていると、「もう少し積み立てられそう」と感じるタイミングが来るかもしれません。
そのときに月1万円へ増額するなど、自分の家計に合わせて積立額を見直すことができます。
たとえば、収入が増えたときや固定費を見直して毎月の支出が減ったときは、積立額を考え直すきっかけになります。
最初から月1万円や3万円を目標にするのではなく、まず月5,000円を続けてから次の金額を考える方法もあります。
資産形成では、最初に決めた金額をずっと変えない必要はありません。
生活環境が変わったときに、その都度自分に合った積立額へ調整していけばいいのです。
⚠️ 月5,000円積立のデメリット・限界
月5,000円は始めやすい一方で、積立額が小さいことによる限界もあります。
「月5,000円を続ければ十分」と決めつけず、将来必要になるお金とのバランスを考えることも大切です。
短期間では大きな資産になりにくい
月5,000円を1年間積み立てた場合、積立元本は6万円です。
そのため、数年程度の短い期間で数百万円の資産を作るような積立額ではありません。
新NISAを始めたからといって、短期間で大きな資産を作れるわけではないことは理解しておきましょう。
月5,000円という積立額では、特に長く続けることが将来の資産形成を考えるうえで重要になります。
積立額が少ないほど資産形成のスピードは緩やかになる
月5,000円を20年間続ければ元本は120万円になりますが、毎月の積立額を増やせば元本そのものも大きくなります。
たとえば月1万円なら20年間の元本は240万円となり、月5,000円との差は120万円です。
運用結果によって最終的な金額は変わりますが、積立額が大きくなれば長期的な資産形成に使えるお金も増えていきます。
そのため、月5,000円を始めた後に家計の余裕が生まれた場合は、増額を検討する意味があります。
ただし、増額するために生活費や必要な支出を削る必要があるなら、無理をする必要はありません。
投資なので元本割れする可能性がある
新NISAは税制上の優遇制度であり、投資そのものの損失を防いでくれる制度ではありません。
購入した投資信託などの価格が下落すれば、積み立てた金額を下回る可能性があります。
20年後のシミュレーションで資産が増えているからといって、実際にも同じ結果になるとは限りません。
投資を始める前に、元本保証ではないことを理解しておくことが大切です。
だからといって無理に増額する必要はない
月5,000円の限界を知ると、「もっと積み立てなければ」と焦るかもしれません。
でも、家計を苦しくしてまで積立額を増やす必要はありません。
まずは現在の生活を維持しながら月5,000円を続け、余裕が生まれたときに増額を考える方法もあります。
資産形成は一度に完成させるものではなく、生活環境に合わせて少しずつ見直していくものです。
月5,000円から始めたこと自体を小さく考えず、今の自分にできる範囲で続けることを大切にしましょう。
💰 月5,000円から始めて、あとから増額する考え方
月5,000円で積立を始めたからといって、その金額をずっと変えなければいけないわけではありません。
収入や支出が変わって家計に余裕ができたときは、その時点で積立額を見直すことができます。
たとえば、最初は月5,000円で始めて、生活に慣れてから月1万円へ増額する方法もあります。
最初から高い金額を設定するより、現在の家計で無理なく続けられる金額から始めるほうが考えやすいでしょう。
最初から月1万円以上にする必要はない
新NISAを始めるとき、「できるだけ多く積み立てたほうがいい」と考えてしまうことがあります。
しかし、積立額を増やすことで毎月の生活が苦しくなるなら、無理に金額を上げる必要はありません。
投資に回すお金は、家賃や食費、光熱費などの生活に必要なお金とは分けて考えることが大切です。
まずは月5,000円を継続しながら、自分の家計でどの程度なら無理なく続けられるのかを確認してみましょう。
無理なく続けられることを確認する
積立額を増やす前に、現在の月5,000円が生活の中で負担になっていないか確認してみましょう。
毎月の収支を確認して、積立後にも生活費や予備のお金を確保できていることが大切です。
特に、急な病気やけが、家電の買い替えなど、予定していなかった支出が発生することもあります。
そうしたときにも対応できる余裕を残したうえで、余ったお金を投資に回すように考えると安心です。
家計に余裕ができたら増額を検討する
積立を続けているうちに、昇給や収入の増加などによって家計に余裕が生まれることがあります。
また、通信費や保険料などの固定費を見直して、毎月の支出を減らせる場合もあります。
そうしたタイミングなら、月5,000円から月1万円へ増額することを検討できます。
一度に大きく増やすのではなく、月5,000円から月7,000円、月1万円というように段階的に考えてもいいでしょう。
大切なのは、増額そのものを目標にするのではなく、現在の生活と将来の資産形成を両立できる金額を考えることです。
月5,000円から月10,000円にするとどう変わる?
月5,000円から月1万円にすると、毎月の積立額は2倍になります。
20年間では元本が120万円から240万円になるため、運用結果だけでなく積み立てる金額そのものにも大きな違いが出てきます。
ただし、月1万円にすれば必ず資産形成がうまくいくわけではありません。
自分の家計にとって無理のない金額であるかを確認しながら、増額することが大切です。
月1万円を20年・30年と積み立てた場合のシミュレーションについては、次の記事で詳しく解説しています。
→ 新NISA月10,000円積立で将来いくらになる?シミュレーションで徹底解説【2026年版】
📊 月5,000円で投資信託を選ぶときの考え方
月5,000円から新NISAを始める場合でも、実際にどの投資信託へ積み立てるのかを考える必要があります。
積立額が少ないからといって、商品選びを適当に決めていいわけではありません。
新NISAのつみたて投資枠では、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託などが対象になっています。
そのため、商品名だけで決めるのではなく、どのような特徴を持つ商品なのかを確認してから選ぶことが大切です。
月5,000円でも投資信託を選ぶ必要がある
月5,000円という少額でも、投資信託を購入すれば価格の変動によって資産額は変わります。
同じ5,000円を積み立てても、選ぶ商品によって投資する地域や資産、値動きの大きさなどが異なります。
「少額だから何を選んでも同じ」と考えず、自分がどのような投資をしたいのかを確認しましょう。
ただし、最初から細かな商品比較をすべて理解する必要はありません。
まずは商品の特徴を確認し、自分が長く持ち続けられるかを考えるところから始めれば十分です。
新NISAのつみたて投資枠で選べる商品を確認する
投資信託を選ぶときは、新NISAのつみたて投資枠の対象商品なのかを確認しましょう。
金融庁では、つみたて投資枠の対象となる投資信託などを一覧で公表しています。
対象商品には一定の要件が設けられているため、初心者が商品を探すときの確認材料として利用できます。
ただし、つみたて投資枠の対象になっていることだけで、自分に合った商品だと決まるわけではありません。
投資する地域や資産、値動きの特徴なども確認したうえで、自分に合うものを考えることが大切です。
手数料を確認する
投資信託を選ぶときには、手数料についても確認しておきましょう。
特に長期間積み立てる場合は、保有中にかかるコストが資産形成に影響することがあります。
投資信託には購入時や保有中などに費用がかかる場合があるため、商品ごとの内容を確認することが大切です。
月5,000円という積立額でも、20年、30年と長く続けるなら、こうしたコストを確認する意味があります。
商品を選ぶときは、目先の人気だけではなく、長く保有した場合の負担も確認しておきましょう。
分散投資を考える
投資信託を選ぶときには、どの地域や資産へ投資しているのかも確認しておきたいポイントです。
一つの国や地域だけに投資する商品もあれば、複数の国や地域へ分散して投資する商品もあります。
どちらが自分に合うのかは、投資に対する考え方やリスクの取り方によって変わります。
そのため、「人気だから」という理由だけで決めず、投資先がどこなのかを確認してみましょう。
分散の範囲を理解しておくと、価格が動いたときにも、その理由を考えやすくなります。
長く続けられる商品か考える
月5,000円の積立では、短期間で結果を出すことよりも、長く続けることを前提に商品を考えることが重要です。
自分が内容を理解できない商品を選んでしまうと、価格が下落したときに不安になって積立をやめてしまうこともあります。
どこへ投資しているのか、どのような値動きが考えられるのかを確認しておきましょう。
そして、自分がその商品を長期間保有し続けられるかを考えてから決めることが大切です。
🏦 月5,000円を始める前に確認しておきたいこと
月5,000円という金額を決めたら、すぐに積立設定をするのではなく、投資に回しても問題のないお金なのかを確認しておきましょう。
新NISAは税制上の優遇を受けられる制度ですが、投資そのものに元本保証があるわけではありません。
毎月無理なく続けられる金額か
まず確認したいのは、月5,000円を毎月支払っても生活に無理がないかということです。
給料が入った後に生活費や必要な支出を確保しても、無理なく残せる金額なのかを確認しましょう。
毎月の積立が負担になると、途中で積立を停止したくなることがあります。
最初から大きな金額を目指すより、今の生活に合わせて続けられる金額を設定することが大切です。
近いうちに使うお金は投資に回さない
数か月後に使う予定のお金や、急な支出に備えておきたいお金は、投資資金とは分けて考えましょう。
投資信託は価格が変動するため、必要な時期に値下がりしている可能性があります。
近いうちに使う予定があるお金まで投資に回してしまうと、必要なときに売却しなければならなくなるかもしれません。
まずは生活に必要なお金を確保し、そのうえで長期間使う予定のないお金から投資を考えることが基本です。
預金と新NISAをどう使い分けるか考える
病気やけが、仕事の変化など、将来どのような出来事が起こるかは分かりません。
そのため、急な支出に対応できるお金を預金などで確保しておくことも大切です。
新NISAでの積立と生活防衛資金は、同じ目的のお金ではありません。
投資だけにお金を集中させるのではなく、日々の生活を守るためのお金も別に考えておきましょう。
元本保証ではないことを理解しておく
新NISAを利用すると税金面でのメリットがありますが、投資商品の価格下落まで防いでくれるわけではありません。
購入した投資信託の価格が下がれば、積み立てた金額を下回る可能性があります。
20年間のシミュレーションで資産額が増えていても、実際の運用結果が同じになるとは限りません。
この点を理解したうえで、長期間の資産形成に利用することが大切です。
月5,000円から始めても焦らなくていい
新NISAを始めると、「もっと早く増額したほうがいいのでは」と感じることがあるかもしれません。
しかし、周囲の積立額と自分の積立額を比べて焦る必要はありません。
月5,000円を続けながら家計を確認し、将来的に余裕ができたときに積立額を見直す方法もあります。
資産形成は毎月の金額だけで決まるものではなく、生活とのバランスを取りながら長く続けていくことも大切です。
まずは今の自分に無理のない月5,000円から始め、その後のことは生活環境が変わったときに考えていけばいいのではないでしょうか。
❓ 月5,000円の新NISAでよくある質問
月5,000円は少ないですか?
月5,000円は、必ずしも少ないとは言えません。
年間6万円を積み立てられるため、家計に無理なく続けられるなら、資産形成を始める一つの選択肢になります。
一方で、将来必要になる金額や積立できる期間によって、適した金額は変わります。
まずは自分の家計を確認して、無理なく続けられる金額を考えてみましょう。
月5,000円を20年間積み立てるといくらになりますか?
運用結果によって変わりますが、積立元本だけなら20年間で120万円になります。
この記事では、年率3%・5%・7%で運用できたと仮定して、20年後の資産額をシミュレーションしました。
年率5%のケースでは約205万円という試算ですが、実際の運用結果を保証するものではありません。
市場の値動きによって資産額は変わるため、シミュレーションは将来を考えるための目安として利用してください。
月5,000円で老後資金は作れますか?
月5,000円の積立は老後に向けた資産形成の一部にはなりますが、それだけで必要な資金をすべて準備できるとは限りません。
老後までの期間や生活費、年金などによって必要な金額は人それぞれ違います。
まずは月5,000円から始めて、収入や家計に余裕ができたときに積立額を見直す方法もあります。
将来の生活を考えながら、無理のない範囲で少しずつ準備していきましょう。
積立額は途中で変更できますか?
積立額は、利用している証券会社などの設定画面から変更できます。
収入や支出が変わったときは、その時点の家計に合わせて積立額を見直すことができます。
最初に決めた月5,000円を、将来も必ず続けなければならないわけではありません。
生活環境が変わったら、その都度、自分に合った金額を考えていけば大丈夫です。
月5,000円はいつ増額すればいいですか?
増額する時期に決まった正解はありません。
月5,000円の積立を無理なく続けられ、生活費や必要なお金にも余裕があると感じたときに、増額を検討してみましょう。
昇給や収入の増加、固定費の見直しなどで毎月使えるお金が増えたときも、一つのきっかけになります。
「もっと積み立てなければ」と焦るのではなく、自分の生活に合わせて判断することが大切です。
月10,000円にすると20年後はどれくらい変わりますか?
月10,000円にすると、毎月の積立額は月5,000円の2倍になります。
20年間では積立元本が120万円から240万円になるため、運用結果を含めた将来の資産額にも差が生まれます。
ただし、月10,000円がすべての人に適した金額とは限りません。
月10,000円を20年・30年間積み立てた場合の具体的なシミュレーションは、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 新NISA月10,000円積立で将来いくらになる?シミュレーションで徹底解説【2026年版】
🔗 新NISAをさらに詳しく知りたい方へ
新NISAは、制度を知ること、証券会社を選ぶこと、実際に積立を始めることを分けて考えると整理しやすくなります。
ここでは、今回の記事から次に読みたい記事を目的別にまとめます。
新NISAの仕組みから確認したい方
新NISAがどのような制度なのか、非課税になる仕組みや投資枠などを最初に確認したい方はこちらの記事がおすすめです。
→ 新NISAとは?初心者向けにわかりやすく解説|始め方・メリット・注意点まで完全ガイド【2026年版】
新NISAを始める手順を知りたい方
新NISAを実際に始めるための口座開設から積立設定まで、全体の流れを確認したい方はこちらをご覧ください。
→ 新NISAの始め方を初心者向けに解説|口座開設から積立設定まで5ステップ【2026年版】
証券会社をまだ決めていない方
どの証券会社で新NISAを始めるか迷っている場合は、複数の証券会社を比較して選ぶ方法を確認できます。
→ 新NISAおすすめ証券会社ランキング|初心者向けに失敗しない選び方を解説【2026年版】
SBI証券で新NISAを始めたい方
SBI証券を利用すると決めた方は、口座開設から新NISA、投資信託の積立設定までを順番に確認できます。
→ SBI証券の始め方|口座開設から新NISA・積立設定まで初心者向けに解説【2026年版】
楽天証券で新NISAを始めたい方
楽天証券を利用したい方は、口座開設から新NISAの設定、投資信託の積立までの流れを確認できます。
→ 楽天証券の始め方を初心者向けに解説|口座開設から積立設定まで完全ガイド【2026年版】
SBI証券と楽天証券を比較したい方
SBI証券と楽天証券のどちらを利用するか迷っている方は、クレカ積立やポイント、銀行連携などの違いを比較できます。
→ SBI証券と楽天証券を徹底比較|新NISA初心者はどっちを選ぶべき?【2026年版】
月1,000円から始めたい方
「まずはもっと少ない金額から始めたい」という方は、月1,000円の積立について詳しく解説した記事をご覧ください。
→ 新NISA月1,000円は意味ある?将来いくらになるかシミュレーション【2026年版】
月10,000円積立について知りたい方
月5,000円よりもう少し積立額を増やせそうな方は、月10,000円の場合の将来シミュレーションも参考になります。
→ 新NISA月10,000円積立で将来いくらになる?シミュレーションで徹底解説【2026年版】
新NISA初心者の失敗を避けたい方
新NISAを始める前に、初心者がやりがちな失敗や注意点を確認しておきたい方はこちらをご覧ください。
→ 新NISA初心者が失敗する理由|後悔しないために知っておきたい注意点【2026年版】
新NISAと預金の違いを詳しく知りたい方
「投資に回すお金と預金しておくお金をどう分ければいい?」と迷っている方は、預金と新NISAの違いを詳しく比較した記事をご覧ください。
→ 新NISAと預金はどちらがおすすめ?初心者向けに違いを徹底比較【2026年版】
📝 まとめ|新NISA月5,000円は無理なく続けるための選択肢
新NISAで月5,000円を積み立てることは、決して意味のない金額ではありません。
年間では6万円になり、20年間続ければ運用益を考えなくても120万円の元本を積み立てることができます。
今回のシミュレーションでは、年率3%なら約164万円、年率5%なら約205万円、年率7%なら約260万円という結果になりました。
ただし、これらは一定の利回りを仮定した試算であり、実際の運用結果を保証するものではありません。
投資には元本割れの可能性があるため、近いうちに使うお金まで投資に回すことは避ける必要があります。
生活に必要なお金を確保したうえで、無理なく続けられる金額を考えることが大切です。
月5,000円を続けているうちに家計に余裕ができれば、その段階で月10,000円などへの増額を検討することもできます。
反対に、月5,000円が今の自分にとって負担になるなら、無理に増額する必要はありません。
私なら、周りの人の積立額と比べるのではなく、「この金額なら長く続けられる」と思えるところから始めます。
資産形成は、最初から完璧な金額を決めることよりも、今の生活を大切にしながら一歩ずつ続けていくことが大切だと思うからです。
月5,000円という金額を小さく考えすぎず、今の自分にできる資産形成の第一歩として考えてみてください。


コメント